株式会社山田鶏卵

朝採取した卵をD2C ECで、その日にお客様へ発送
生鮮食品特有の課題をクリアしながら定期通販で全国へ販売
ギフトや電話注文の業務効率化が売上向上に大きく貢献

株式会社山田鶏卵は、自社農場で生産したおいしい卵を販売・加工するだけではなく、直営店舗やレストランの経営、通信販売などの六次産業に取り組む企業です。

一流ホテル「ザ・リッツ・カールトン」のように、スタッフが常に最高レベルのサービスを提供するという社訓を掲げ、鶏卵事業の付加価値の創出を目指しています。

同社は、D2Cビジネスをさらに効率的に進めるため『楽楽リピート』を導入し、運営を開始しました。今回は『楽楽リピート』の導入・運用にも携わっている通信販売部門 責任者の吉田さんに、導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。

目次

  1. 課題
    • 注文を集計するだけで、1日1hも掛かってしまう
    • 受発注業務で1日7hも掛かり、ほかの仕事に手が回らない
    • ギフト注文に対応できず、梱包時にミスが多発
  2. 選定基準・ポイント
    • 現状の業務効率化が実現できるかどうか
    • サポートがしっかりしているか
  3. 成果
    • 1日1h掛かっていた注文の集計が、たった5分に短縮!
    • 受発注業務が7h/日→最短2h/日と大幅な効率化に成功!
    • 細やかな機能を活用し、ギフト送付時のミスが軽減!

―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。

吉田さん:当社では自社で直営農場を経営しており、養鶏と卵の販売・加工、店舗展開として六次産業まで一貫して取り組んでおります。従業員数は各養鶏場、店舗などを含め約80名ほどで運営をしております。

当社の社訓は「たまご家のリッツカールトンをめざして」です。
スタッフがお客様に対して常に「どうしたら喜んでいただけるか・おいしい卵をお届けできるか・満足いただけるか」を考え、最高レベルのサービスを提供できるような姿勢を心掛けております。

前述通り、当社は一次産業から六次産業まで一環して行っているため、自分の部署だけにとどまらず皆でさまざまな部署を経験することで社員全員でフォローし合える体制を築いております。

私自身は通信販売の責任者ではありますが、お客様の対応はもちろん、現場に入り実際に出荷作業や商品企画や売上管理なども幅広い業務を担っております。

養鶏場の卵

―――D2C-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。

吉田さん:D2C-ECを始めたのは、今から14年ほど前です。
せっかく自社で生産したおいしい卵を地元のスーパーやレストランだけではなく、全国のお客様に知っていただきたい、おいしい卵を届けたい、卵の付加価値をもっと創り出していきたいという願いから、D2C-ECを始めました。

―――『楽楽リピート』を普段どのようにお使いですか。

吉田さん:受注や発送業務は当然ながら、受注情報のチェック、ステップメール機能を使った販促など幅広い用途で活用しています。
ギフトとしてのご注文も多いため、封入物設定を使って「のし紙」の希望の有無にも対応することができています。

―――『楽楽リピート』導⼊前の課題を教えてください。

吉田さん:『楽楽リピート』導入前は、実は他社のカートシステムを使っていました。
しかし、毎日の受注件数は多い日には500件を超えるほど莫大なため、業務負荷が大きく人手が足りずオーバーワークの状況でした。

当社の商品は卵という生ものを扱っているため、注文をいただいてから製造・発送をしています。当日の出荷分を当日の朝につくり出荷するようなタイムリーな対応をしているのが特徴です。
しかし、以前のカートシステムでは集計機能はなかったため、すべての注文をまとめ、パック数に集計し直す手間が発生しており、その集計だけで毎日1時間ほど掛かっている状況でした。

また、ギフト注文をいただいた際も以前のカートシステムではご依頼主様の氏名が明記されず、照合するのに時間が掛かったり、誤って納品書を同梱してしまう問題も発生していました。

ほかにもお客様の重要な伝達事項を明記する欄が少ないため、現場とのすり合わせや確認が都度必要となり、連携に多くの時間を割いていました。

この工程を簡略化できないかと情報収集している際に、『楽楽リピート』を知りました。

―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。

吉田さん:現状の業務効率化が実現できるかどうか、が最も重要なポイントでした。

既にカートシステムを運用した経験がありますので、実際のデモ画面も拝見しながら受注処理方法や納品書も確認し、今より効率化が進むポイントを多数確認できたため、導入を決断しました。

もちろん、新しいカートシステムに乗り換えをするとできなくなることもあります。
そういった中でも、代案として近しい方法で●●ならできますよ、と営業やサポートの方がアドバイスをいただけたのは助かりましたね。

―――『楽楽リピート』導⼊後の効果をお聞かせください。

吉田さん:受注処理から発送業務までの処理が大幅に効率化できました!

すべての注文をまとめ、パック数に集計し直す工程に関しては「SKU」機能を使うことで、今まで1日1時間掛かっていたところが、たった5分に短縮できました。

また、受注や発送に1日7時間を費やしていたのですが、1人作業であれば2時間、2人作業であれば5時間短縮でき、最短2時間で完了できるようになりました。

『楽楽リピート』は重要な伝達事項、注文詳細などを多数明記する箇所が設けられています。当社ではギフト注文が多いため、お客様の要望を優先度で分けて明記することができ、伝達漏れがなくなりました。

当社の場合は生ものという製品の特性上、「今回の定期配送は土日に重なるけれども大丈夫かな」といった確認事項が多いです。そういった場合でも、顧客情報の事前確認がしやすくなったのも助かっています。

製造工場の様子

―――『楽楽リピート』に対する評価をお聞かせください。

吉田さん:受注処理においては、「断然乗り換えてよかった!」というのが率直な感想です。

個人的には「こうなったらいいな」という理想はたくさんありますが、苦労をしていた現場の効率化が実現できたり、ミスの軽減に役立っており、とても助かっています。

―――『楽楽リピート』導入後、売上は上がりましたか?

吉田さん:業務効率化が進んだ分、空いた時間に営業電話を行う時間が捻出できたため、売上をつくる工程に注力できていると思います。
当社は、通信販売とはいえど電話のお問い合わせが多いため、その時間が取れるようになったのはありがたいですね。

―――これからD2C ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。

吉田さん:D2C ECの導入は必須です。入れないと販路を拡大することはできないと思います。
選定ポイントとして特にアドバイスしたい点は、「サポートがしっかりしているところ」です。
特に以前のカートシステムから乗り換える企業様でしたら、代案を含めてたくさん提案をしてくださるような手厚いサポートが受けられるところをお勧めしたいですね。

これからの事業発展にはD2C ECは必要不可欠だと考えています。ぜひ活用し売上を伸ばしていく企業が増えたらと思います。

いろいろとお話いただき、ありがとうございました!
これからも「楽楽リピート」は企業様のD2C-EC業務を進化させるためのシステムとして、機能強化や外部システムとの連携を進めてまいります。

会社情報

株式会社山田鶏卵
所在地:山形県米沢市成島町1-5-18
代表取締役:山田 浩樹

公式サイト


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