エステティックサロン経営の株式会社ミス・パリ
定期通販モデル強化のため、専用ECカート「楽楽リピート」に乗換え
D2Cビジネスを本格化・サロン以外での売上獲得に成功
株式会社ミス・パリは「心も体も美しく健やかな人づくり」というグループ理念のもと、美容総合商社として化粧品の通信販売、広告代理業、エステティックサロンの経営指導、 人材派遣業を行う企業です。
同社はD2Cビジネスの効果を高めるため『楽楽リピート』を導入し、運営を開始しました。
今回は、製品開発を行いながら『楽楽リピート』の導入、運用にも携わっている高桑さんに、導入前の課題、導入後にどのような変化があったのかについてお話を伺いました。
目次
- 課題
- ・「定期の休止対応」などの電話で業務が進まない
- ・越境ECやデータ分析を行う時間が取れない
- ・使用していたシステムではLTV向上施策が打ちにくい
- 選定基準・ポイント
- ・定期通販モデルの強化ができるか
- ・LTV向上のための機能があるか
- ・機能の使いやすさ
- 成果
- ・月30件の「お問い合わせ対応」が大幅に軽減!
- ・時間が生まれ、越境EC・データ分析・EC施策立案が可能に!
- ・お客様に寄り添った接客がECでも実現可能に!
―――業界や事業内容・従業員数を教えてください。
高桑さん:株式会社ミス・パリは「心も体も美しく健やかな人づくり」というグループ理念のもと、美容総合商社として化粧品の通信販売、広告代理業、エステティックサロンの経営指導、 人材派遣業を行っています。
弊社グループ全体としましては『エステティック ミス・パリ』、『男のエステ ダンディハウス』などのエステティックサロンのみならず、ダイエットに特化した『ミスパリ ダイエットセンター』やジムとエステの双方の魅力を体感できる『ダンディハウス PERSONAL GYM』、五感で感じる日本の文化をテーマとしたエステティックサロン『WASPA』などを中心に世界に100店舗展開をしています。ほかにも同グループでは美容専門学校も経営をしております。
私は商品部に在籍しており、エステサロンで扱っている化粧品やサプリメントの開発とEC運営を行っております。基本的な受注管理や発送、お客様対応、越境ECの対応はすべて私1人で行っており、ほかにデータ分析を行うマーケティングのメンバーがおります。
―――D2C-ECを始めようと思ったきっかけを教えてください。
商品部 チーフ
高桑 史愛 様
高桑さん:D2C-ECは約10年前から開始していたようなのですが、当時は店舗からの売上がメインのため、あまり取り組めておりませんでした。しかし、通信販売においても売上が見込めることが明確になり、約4~5年前から本格的にEC運営をスタートさせました。
―――『楽楽リピート』を普段どのようにお使いですか。
高桑さん:主に受注管理、出荷、データ分析で使用しています。
定期で購入されるお客様には特典の同梱が発生するのですが、「倉庫への出荷依頼CSV」に同梱の指示をまとめられるため、出荷作業を委託している企業様からも「梱包漏れがなくなり使いやすい」との言葉をいただいております。
また、データ分析機能は、新規顧客や優良顧客などの項目ごとに絞ることができ、ターゲットごとの新たな施策立案に利用しています。
―――『楽楽リピート』導⼊前の課題を教えてください。
高桑さん:私がECショップの担当になった際に、既に他社のカートシステムが導入されていたのですが、使いにくさを感じていました。
例えば、お客様が定期をお休みしたいという場合はマイページでは対応できず、こちらにお電話をいただき私の方で作業をする状態だったんです。
多忙だったため、本当はやりたかったデータ分析をすることもできず、ECに特化した施策を考える心の余裕もなかったですね。
また、今後はさらに定期通販に注力したいという会社の方針がありまして、今以上にLTV向上を狙っていきたい、サロンのような細やかな接客をECでも実現したいと考えていました。
「定期通販により強いカートシステムはないか」と色々と探した結果、『楽楽リピート』を見つけました。
―――製品を選定したときの基準・ポイントを教えてください。
高桑さん:色々見比べたのですが、ほぼ1択の状態でした。「定期通販モデルをより強化したい」という当社のニーズに一番マッチしたのが『楽楽リピート』だったんです。
また、長年コーディングなどの技術面でご協力いただいている企業様からも『楽楽リピート』は使いやすいという後押しもあり、導入を決断しました。
―――『楽楽リピート』導⼊後の効果をお聞かせください。
高桑さん:お客様がマイページ上で自由に配達の間隔調整を行ってくださるため、月30件ほどの電話対応が大幅に軽減できたと感じています。
導入後「定期の休止をしたいのですが…」といった問い合わせはほとんど発生していないですね。
実は、以前はお客様からのお問い合わせが携帯電話に転送されるため、出先でも定期の休止対応を行っていたんです。今は携帯を常に持ち歩く頻度が減り、業務効率化ができたと感じています。
空いた時間で、今まであまり注力できなかった越境ECの対応やデータ分析などの新しい取り組みに時間を割けるようになりました。
また、既にサロンに通われている既存顧客に向けたEC施策はもちろん、完全な新規顧客向けのEC施策立案などにも時間を充てられるようになりました。
―――『楽楽リピート』に対する評価をお聞かせください。
高桑さん:評価は…ハナマルです!
業務工数の削減だけでなく、サポート面がかなり充実しており、導入して本当によかった!と思っています。
EC構築をお任せをしている企業様はいるものの、不明瞭な点があれば解決するまで寄り添ってくださるため、ご迷惑になるのでは?と思うほど頼っていました(笑)
私の方で行わなくてはならない設定や技術面があるためどうしても不安になることがあるのですが、営業やサポートの方が「『楽楽リピート』のことは何でも聞いてください!」と仰るので、本当に心強かったですね。
―――『楽楽リピート』導入後、売上は上がりましたか?
高桑さん:コロナ禍の影響と『楽楽リピート』導入の時期が重なっているため、具体的な数はお伝えできないのですが、3~4年前と比較し売上が2倍になっています。
ECを強化したことにより、「サロンは卒業したけれど化粧品やサプリメントが好きだから注文したい」というお客様の期待にも応えることができ、潜在的なニーズを獲得できているおかげなのではと実感しています。
―――これからD2C-ECを始める⽅に向けて⼀⾔アドバイスをお願いいたします。
高桑さん:このご時世ですし、自社ECを持つことで広く自社製品を認知できる絶好のチャンスだと思います。ぜひすぐにでも始めてほしいですね。
とはいえモール出店となると自社のオリジナル性を出したり、割引や施策を打ったりすることはできず自由度は低いと感じています。
当社はエステティックサロンということもあり、D2C-ECでも悩みを解決できるように「肌の悩みから商品を探せる」ようにしています。
こういった心配りはモールでは決して実現できないため、「もっとお客様に寄り添いたい」「サロンにいるような接客をECで実現したい」という企業様にとって、D2C-ECは有効な販路になるのではと思います。
会社情報
株式会社ミス・パリ
所在地:東京都中央区銀座5-10-2
代表取締役:下村 朱美